川上と川下の差を知る

華やかさだけが報道されていたIT企業も、その内情は相当ハードであることが表面化してきて、今ではIT企業の人材不足が真剣に議論されています。
特に、システムエンジニアと呼ばれるコンピュータのプログラムに関するものはとても複雑で、専門性も高いため簡単に不足した人員を補うのが困難だといわれています。

一方で、そうは言っても他の業種に比べて高額な年収を得ているのだから少々忙しくても仕方が無いではないのか。などという声も聞こえてきます。ITの仕事。特にエンジニアたちの現場とはどういったものなのでしょうか。ITといえども発注者がいてその仕事を受注することで仕事が開始されます。このとき、受注される企業は元請け企業となって受注案件やプロジェクトを個々に細分化してそれぞれを下請け企業に再発注します。さらに下請け企業は孫請け企業にそこからさらに・・・といった具合に多重下請け企業構造が一般化されています。

これは建設業界と同じような構造と考えられます。当然元請けはマージンをとって下へ流すのですから、最終的なフリーランスのエンジニアまで及ぶときには売上額はぐっと小さくなります。こうなるとIT企業が一般に比べて年収が高いというのはごく一部ではないのかということが分かってきます。

実際にこうした年収について調べたデータがあり、元請け企業の社員と3次下請け企業の社員のうち、30代前半では実に140万円近くの差があることが分かります。これが40代前半ですと元請け企業の平均年収が700万円近くであるのに対し、2次、3次下請け企業だと600万円程度となります。実際に作業をこなす側が圧倒的に少ないことから、仕事の内容と年収が見合ってない。年収格差が大きいと嘆く声も聞かれます。この現状を外から見た場合、どのように感じるでしょうか。それでもIT企業の年収は高く感じますか。

この現状を知ってもやはりなんだか腑に落ちない・・・。という方は思い切って独立してみてはいかがでしょうか?
獲得した案件の報酬は全て自分のものになりますし、自由な時間だって手に入りますよ。近年は独立するエンジニアが非常に多いです。その理由は上記に掲げたものによると思います。
企業で必要とされるエンジニアになれば、役職があがり、収入もあがります。しかしいずれくる定年の不安はぬぐえません。いま、企業でプロジェクトの生産性を習得し、実力をシッカリつけてから起業する人が多くなっています。

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